冬の常識
いよいよ雪の季節になりましたね。
皆さまは冬のタイヤに履き替えておられますか?
信州に住む限り冬になれば当然、冬用のタイヤに早めに履き替えるのは常識的なことで、年が変わる前に履き替えられている方がほとんどだと思います。
その昔、スパイクタイヤが冬の常識だったころ車で東京に遊びに行ったことがありまして、渋谷の宇田川町の路上パーキングに車を止めてちょっとした買い物を済ませ車に戻ると、自分の車の周りに人だかりができていました。
大学生くらいの若者たちなのですが、私の車を見て(戦車だ、戦車だ)とか言って騒いでいるのです。
スパイクタイヤを見たことがなかったのですね。
車に戻りづらかったですけど用事があったので、人垣をかき分け車に戻りまして若者たちに戦車の性能を説明したことを思い出します。
ところで今朝の通勤のラジオで、ここ五日間で茨城県内においてスリップ事故が350件以上あったと伝えっておりました。
我々長野県に住むドライバーの常識と茨城県の方々の常識は、きっと違うのでしょう。
車の運転は日常的なコトといってもいいのでしょうが、地域の違いで日常生活の中の常識さえ変わってしまうのです。
日常生活の中の中心は家ですね(風が吹けば桶屋が儲かるじゃないですが、何が吹いても私は家の話をするのです。あしからず)
家つくりの常識も地域特有のものがあるわけです。
快適な住空間を求めるのは、家を建てる方にとっては当たり前のことだと思いますが、実際のところ初期の段階で気密、断熱よりも、贅沢な水廻りを望まれる方は珍しくありません。
我々は信州において高気密・高断熱は、信州の車における高性能スタッドレスタイヤのように、、常識的なものだと認識しているのですけれども。
我々の仕事で最も大切なことはそのことをお客様に全力で説明することだと思います。
めったに路上が凍結したり雪が降ったりしない地域の人に「その運転は危ないですよ」と教えることはできませんが・・・
求められる家は人それぞれですが価値観が多様化した現在においても常識は外せませんね。